雨雲Xバンドマルチパラメータ(MP)レーダー
首都圏の局地的な激しい気象の発生状況をいつでも、誰でも チェックできるシステム「ソラチェク」を公開します!|2020年度|報道発表|最新ニュース|防災科研(NIED)
Web-GISシステム「ソラチェク」
https://isrs.bosai.go.jp/soracheck/storymap/
レーダ雨量計の観測特性
http://www.river.or.jp/post_23.html
レーダ雨量計は
パルス状のマイクロ波※により観測を行っており、
マイクロ波はその周波数帯によっていくつかの種類に分類されています。
レーダ雨量計はその中のCバンドとXバンドの周波数(IEEEによる分類:下表)の
マイクロ波を使って観測を行っています。
一般的な各周波数帯の特徴としては、
周波数が高いXバンドの方が、分解能の面で有利ですが、
遠方まで観測ができません
(伝搬損失が大きく降雨域を通過することによって減衰しやすい)。
一方、周波数が低いCバンドは減衰しにくいため、遠方まで観測が可能です。
電磁波のうち周波数3000GHz以下が電波に分類され、
その中の波長1cm~10cmの電波(センチ波:周波数 3GHzから30GHz)が
マイクロ波と定義されています
(波長1mm~1m:周波数 300MHzから300GHzのミリ波、センチ波、極超短波の電波を総称してマイクロ波と呼ぶ場合もあります。
センチ波(SHF[Super High Frequency])は直進性が強い性質を持ち、特定方向に向けて発射するのに適しています)
世界的には、
アメリカや中国では主にSバンド、
ヨーロッパや東南アジアではCバンドが気象レーダーに多く使われています。